Chrome OS FlexというGoogleが「無料で」提供しているOSがあることをご存知でしょうか?
これ、結構すごいことだと思うんですが、なんかあんまり話題になってないですね。
かくいうこのワタクシめは
Chrome OS FlexをインストールしたMacBook Airを活用しております。この記事もほとんどChrome OS Flexで書いておりますよ。
で、最近ふと思ったことが
「Chrome OS Flexをボロクソに言われているドンキのパソコンにインストールしたら
サクサク動いて優秀なパソコンくんになるんじゃね?」
ということでメルカリでドンキのパソコンを購入。
今回はnanote P8という、超コンパクトPCに
Chrome OS Flexをインストールしてみます。
もくじ
ドンキのパソコン Windowsでのレビューを簡単にしとく
Chrome OS Flexをインストールする前に、Windowsパソコンとしてのレビューを簡単にしときます。
詳しいことはYouTubeに山ほどある他の人のレビューを見てね。
ざっくりとした印象としては
「いちいち動作が引っかかる感じがしてイライラする」
特にわかりやすいのがYouTubeなどの動画の拡大縮小
全画面にするのに時間がかかってスムーズじゃない。
他にもウインドウの最大化をすると一瞬固まるなどなど
ちょっとした引っかかりが積み重なって、すげー不快感ありです。
で、そもそも画面の大きさ的にマルチタスクをするようなものではないんですが
YouTube動画をみながらネットサーフィンとかはかなり厳しいです。
Google ChromeでOutlookとYouTubeを開くと
それだけでCPU使用率は最低70%~80%、状況によっては100%にはりつくこともあり
快適とは口裂け女に生まれ変わったとしても言えない。
「ネットサーフィンだけ」とか「YouTubeだけ」なら使えなくはないレベルの動作をしてくれるんですが
だったら安めのAndroidタブレット買うなり、中古のiPadを買った方が確実に幸せをもたらしてくれるでしょう。
ドンキのパソコンにChromeOSをインストールしてみたぜ!
ちゅーことで早速Chrome OS Flexをインストールしてみますぜ。
インストール用のUSBはMacbook Airに使ったものを流用します。
インストールメディアの作り方は公式サイトを見てくれ。
Chrome OS Flexのインストールメディアとして使うUSBメモリは
FAT32でフォーマットされている必要があるから気をつけろ!
Chrome OS FlexのインストールUSBを挿して
電源オン
なぜか縦表示になっているけど、
インストール後にChrome OS Flexの設定で画面の向きはいくらでも変えられるから気にせず行くゼ!
言語設定を日本語にして
とにかく次へ!次へ!
「Chrome OS Flexをインストールすると、ハードドライブのデータはすべて消去されます」
上等だ!ゴルァ!(←Windowsのシステムイメージはバックアップ済み)
Chrome OS Flexのインストールが完了しました。
USBを抜いて再起動じゃい
真っ暗な画面で止まっちまった。嫌な予感。
しかたねぇ電源ボタン長押しで強制終了じゃ。
また電源をつけると
おお、なんか起動したぜ。一件落着。
Chrome OS Flexのセットアップじゃ。まずはWi-Fi接続して....
あれWi-Fiを掴んでくれねぇ。この部屋ビンビンにWi-Fiの電波飛んでるんですけど。
Wi-Fiをオンにしているのに
画面の表示は「Wi-Fiはオフです」
これ、どうもChrome OS FlexがWi-Fiの電波を受信するハードウェアを認識してないっぽいな。
え、Chrome OS Flexはインターネットに接続できないと何もできない
というよりセットアップすらできないんですが....
そうだ、ここであきらめるわけにはいかない。
ということでUSBの外付けWi-Fi受信機をセット。ちなみにこいつはBluetoothとWi-Fi両方受信してくれる優れもの
USBのWi-Fi受信機なら認識してくれるだろ。
Wi-Fiオン!!!
「Wi-Fiはオフです」
…..
…..
もうこの画面から先に進むことはできません。
ドンキのパソコンに
Chrome OS Flexをインストールしてみたら
はじまる前にすべてが終わりました。
ちゅーことで
Windowsのシステムイメージのバックアップとっといて良かった♡
はい、元通り。やったね!
Chrome OS Flexの対応機種以外へのインストールは少々リスキー
Chrome OS Flexは無料でかつどのパソコンにもインストール自体はできるんですが
今回のようにWi-Fiを認識しなくてセットアップができなくて詰む
ということもありえるわけです。
そもそもChrome OS Flexには対応機種(正確には認定モデル)というものがありまして
対応している機種であれば正常に動作しますよ
対応していない機種はインストールできるけどまともに動くかは未知数ですよ
ということになっております。
対応機種が気になる方はこちらをご覧ください。
Chrome OS Flexを対応機種以外にインストールするのは少々リスキーとも言えますゆえ
Chrome OS Flexをインストールする前に
・バックアップを必ず取り
・確実に元に戻す方法を確認しておく
この2つをお忘れなく。
これがドンキのパソコンにChrome OS Flexをインストールした教訓でございます。