ついに、ついにこの日がやってきました!
モバイルICOCAのサービス開始です。やったぜぇぇ!!!
これまでは東日本のモバイルSuicaを西日本の改札にピッとタッチして電車に乗るという
ペンギンの軍門に下るような行為をしていたのですが
もうカモノハシを裏切るようなことをする必要はありません。
ただやはりモバイルICOCAとモバイルSuicaは全く別のサービス
モバイルSuicaからモバイルICOCAに乗り換えて感じるいい点悪い点が少々ありますので
今回はそれをまとめてみました。
特に1.5%のポイント還元を狙って西日本在住なのにモバイルSuicaを使うという
ワタシのような境遇にいる方はぜひ読んでいただければと思います。
もくじ
モバイルICOCAにSuicaから乗り換えるメリット

まずはモバイルICOCAにモバイルSuicaから乗り換えたときのメリットを見ていきましょう。
モバイルICOCAなら定期券もスマホをタッチ

西日本のみなさんお待たせされられました。
東日本のサラリーマンが定期券を購入したモバイルSuicaをピッとして
電車に乗っている光景を目の当たりにして辛酸を舐める必要はもうありません。
西日本でもモバイルICOCAで定期券を購入&スマホを改札にピッで電車に乗れます!
これまで定期券のためだけにICOCAのカードを持ち歩いていた人は
サイフからカードを一枚減らせてスッキリ!
ATTENTION!
ICOCAカードの情報を直接モバイルICOCAに移行できるわけではないので
今使っているICOCA定期券の有効期限が切れるまでは、カードを使い続ける必要があります
出発駅がJR西日本の駅であれば、到着駅は他社線でもOK
例えば....
大阪↔河内長野(南海電鉄)
京都↔大阪ビジネスパーク(大阪メトロ)
天王寺↔十三(阪急電鉄)
などなど
通学定期券はアプリから申請が必要なものの、購入は可能。
学生もモバイルICOCAで登校だぜ
ま、ボク元々定期券もってないんですけどね。
モバイルICOCAだけで1.5%還元も利用回数ポイントもゲット

ポイントザクザクゲットできる
ICOCAには少々ややこしいけどお得な割引がありまして
JR西日本の同じ料金区間の電車に月11回以上乗ると
11回目以降は料金の10%のポイントがもらえるというもの。
分かりづらいでしょ?
例えば大阪環状線の大阪ー天王寺間(料金200円)を1ヶ月に20回乗ったとすると
200円×10%×10回(11~20回目)=200ポイントもらえるっていうものです。
詳しいことは過去に記事にしておりますのでぜひ。
ワタクシ近距離ではありますがこのポイント還元を受けられるぐらいJR西日本に乗っておりまして
今までは
よく乗る区間ではICOCAのカードを使って10%還元を狙い
そんなに乗らない区間では1.5%ポイント還元のあるViewカードでチャージしたモバイルSuicaを使うという二刀流だったのですが
これからはモバイルICOCAが1つあれば
J-WestカードからモバイルICOCAへのチャージで1.5%ポイント還元をゲットし
さらに利用回数に応じたポイントももらえる
という夢にまでみた状況になるわけです。

ありがとう!
これまで頑張ってくれたSMART ICOCA、お役御免です。
ありがとう!
モバイルICOCAにSuicaから乗り換えるデメリット

ここからはモバイルSuicaからモバイルICOCAに乗り換えたときのデメリットを見ていきましょう。
あくまでモバイルICOCAのサービス開始直後(2023/3/25)に感じるデメリットです。
これから改善されていくものもあるかもしれません。
モバイルICOCAはGoogle Pay非対応で1円単位でのチャージ不可
モバイルSuicaやモバイルPASMOはGoogle Payに対応しているので
Google Payアプリ経由であれば1円単位で好きな金額をチャージ可能です。

VISA、MasterCard、JCBブランドのプリペイド式カードの残高が例えばあと1円しかないってときに
そのカードをGoogle Payに登録すれば、モバイルSuicaに残高をあるだけチャージしてプリペイドカードを使い切れます。
モバイルICOCAは残念ながら現時点ではGoogle Pay非対応
小額のチャージはできません。
ただモバイルICOCAのアプリからのチャージは
500円から1円単位でチャージができるので、それほど不便になるってわけでもありませんね。
モバイルSuicaならできる楽天ポイントからのチャージ不可

あんまり知られていない気がしますが
楽天でためたポイントはモバイルSuicaにチャージできます。
こんな風に楽天ペイアプリを経由すれば1ポイント=1円で
楽天ポイントをモバイルSuicaにチャージできます。

モバイルSuicaにチャージ
もちろんこれはモバイルSuicaだけのサービス
モバイルICOCAではこーゆーことはできません。
個人的に楽天はほとんど使いませんので全く影響ありませんが
楽天経済圏のみなさんはモバイルSuicaに残ったほうがいいでしょう。
モバイルICOCAで1.5%還元はJ-Westカードの発行が必要

J-Westカードの発行が必要
モバイルICOCAへのクレジットカードチャージで1.5%ポイント還元をゲットするには
JR西日本が発行するJ-Westカードを発行する必要があります。
これまでモバイルSuicaとViewカードで1.5%還元をゲットしていた人からすると
還元率は特に変わらないのにカードを1枚増やす必要があります。
使わないなら使わないでそのまま持っとけばいいじゃん
それだけ嫌なら解約すればって話なんですが
精神衛生上、使わないカードを持っとくのはイヤですし
かといって解約はめんどくせぇですし。
困ったもんですな。
モバイルICOCAはiPhoneで使えない

そもそもの話なんですが、現時点でiPhoneではモバイルICOCAは使えません。
ここでいくらメリットやデメリットを並べたところで
iPhoneご利用中のみなさまは
・大人しくカード式のICOCAを使い続けるか
・モバイルSuicaを使うか
この2択になってしまうわけですな。
公式からの発表ではモバイルICOCAのiPhone対応は「検討中」とのこと。
モバイルSuicaのサービス開始から約15年も遅れといて
マジ何やっとんの?
とお思いの西日本iPhoneユーザーが多くいらっしゃるかと思いますが
「ワタシ」はAndroid大好きっ娘なので全くの無傷です。
Android搭載のXperiaユーザーなので「ワタシ」はモバイルICOCAがiPhoneに対応しようとするまいと関係アリマセーーン!
モバイルICOCAにSuicaから変えてもいつもの日常が流れるだけ

日常は変わらない
メリットだ、デメリットだと書いてきましたが
実際使ってみた率直な感想は
「全然かわらん!」
モバイルSuicaだろうとモバイルICOCAだろうと
スマホのアプリでチャージして、電車に乗るときは改札にピッ
という一連の流れは変わらないわけです。対象のクレジットカードを発行しているのでポイントも1.5%還元で変わらず。
大きなメリットがあるわけでもなく、かといってこりゃダメだってほどのデメリットもない感じ
今回のモバイルICOCAのサービス開始で一番恩恵を受けられるのは
JR西日本のICOCAエリア内で定期券を使っているAndroidユーザー
ということになりますな。少なくとも今のところは。
今後モバイルICOCAのサービス拡充がされていけば、そしてiPhoneに対応していけば
もっと使う人が増えるんでしょうけど
頑張れJR西日本!、負けるなWest Japan Railway Company!