この記事は完全に私のメモですのでその点ご留意ください。
私現在関西住みなのですが、鉄道に乗るときは1.5%のポイント還元があるモバイルSuicaを使っていました。
しかし最近色々と調べていたところ
PiTaPaとICOCAをうまいこと駆使していけば、モバイルSuicaの1.5%還元以上にポイントがもらえることが分かりました。
ただ、割引制度が結構複雑で鉄道の利用頻度によってはモバイルSuicaだけのほうがいいじゃんってことにもなりますので自分の思考を整理するという意味でこの記事書いていきます。
関西の人、特に大阪にお住まいの人には参考になるかと思いますのでちょっと見ていってくださいね。
もくじ
PiTaPaとICOCAで割引を最大限にするための作戦概要
まずはPiTaPaとICOCAでお得に電車に乗る作戦の概要を説明する。
・ICOCAをかしこく使ってJRでポイントをゲットする(詳細は下で)
・PiTaPaを使って大阪メトロに乗り10%割引を受ける
この時点でお気づきの方も多いだろうが、基本的にこの作戦は京阪神の電車を多用することを前提としている。
その他の私鉄各線を利用する人は各々割引システムがあるかどうか調べてくれ。特にPiTaPaはいろいろと割引システムがあるからな。
調べるのがめんどくせぇという者はモバイルSuicaにViewカードでチャージして1.5%の還元を受けるだけでも十分お得だから最低限これはやってほしい。
モバイルSuicaで1.5%還元を達成するやり方はこの記事冒頭の関連記事リンクをクリック。
ICOCAの作り方とSMART ICOCAについて
まずはICOCAの作り方の説明...なんてものは必要ないでしょう。ICOCAが使えるJR西日本の駅の券売機に2000円突っ込めば買えます。
ただ今回私が使うのはSMART ICOCAというちょっと特殊なICOCA
SMART ICOCAはクレジットカードからチャージできるICOCA
SMART ICOCAを作るときにクレジットカードを登録しておいて、駅の券売機でそのクレジットカードからチャージするという流れです。(チャージの時はクレジットカードは不要)
残念なのはクレジットカードからSMART ICOCAへのチャージは、クレジットカードのポイント対象外の可能性があること。
現に私が使っているdカードからSMART ICOCAにチャージしてもポイントはもらえません。
クレジットカードからSMART ICOCAへのチャージでポイントを稼いでやろうという方は各自事前に確認をお願いします。
SMART ICOCAは運転免許証とクレジットカードがあればオンラインで作ることもできます。
必要事項を入力して送信すると1週間ぐらいで佐川急便の人がSMART ICOCAを持ってきてくれます。
受け取り時には運転免許証の提示が必要になりますのでご用意を。
ちょろっと見て確認するだけじゃなくて、配達員のお兄さまがなにやら機械に運転免許証の情報を入力していました。
免許持ってないよという方はJR西日本のICOCAが使えてある程度の大きさの駅に行けば入会申し込み書がもらえるそうです。
ただSMART ICOCAへのチャージでクレジットカードのポイントもらえないので、ICOCAだろうとSMART ICOCAだろうとどっちでもいいです。
ICOCAの割引システムがややこしい
2023/2/23追記
時間帯指定ポイントと利用回数ポイントは2023年4月1日以降、還元率が一律10%になります。ご注意を!
ここからがややこしい話。
ICOCAの割引システムは
- 時間帯指定ポイント
- 利用回数ポイント
この2つがあり、特に京阪神に住んでいる人にとってはかなりややこしい話になります。
時間帯指定ポイント
JR神戸線、京都線、宝塚線の電車に
平日の10:00〜17:00もしくは土休日に
同じような区間で月4回以上乗ると
4回目以降の乗車に対して時間帯指定ポイントがもらえます。
具体的な対象の区間はこちらのページをチェック
例えば京都の人が週末ごとに1回大阪に遊びに行くとすると
京都駅ー大阪駅間に計8回(4往復)することになるので
4回目〜8回目は乗車料金の10%の時間帯指定ポイントがもらえます。
大阪-京都間の乗車料金580円
その10%のポイントなので58円分のポイント
それが5回分もらえるので獲得ポイントは290円分。
貯まったポイントはもちろんICOCA残高にチャージ可能です。
2023年3月以前であれば時間帯指定ポイントをもらうほうがお得だったんですが
4月以降の時間帯指定ポイントの還元率減少により、金券ショップできっぷを買った方が安上がりになります。
いづれ金券ショップの回数券もなくなってしまいますが、あるうちは金券ショップで買うのがおすすめです。
利用回数ポイント
利用回数ポイントはJR西日本のICOCAが使える駅ならどこでも対象なので、関西以外の人も覚えておいて損はないでしょう。
同じ料金区間を月11回以上乗ると11回目以降は10%のポイントがもらえます。
同じ「料金区間」なので料金さえ一緒であれば乗車区間が違っても回数にカウントされます。
例えば
大阪環状線の京橋ー大阪間を6回、京橋ー鶴橋間を6回(どちらも乗車料金は170円)
でも利用回数ポイントの対象となり11回目、12回目は乗車料金の10%のポイントがもらえます。
ここからがややこしい話。
この利用回数には
時間帯指定ポイントの対象になっている乗車はカウントされません。
例えば
土日に尼崎-大阪を6回、大阪-鶴橋を10回(どちらも乗車料金は190円)乗ったとすると
尼崎-大阪間の6回分の乗車は時間帯指定ポイントがもらえるため、
利用回数ポイントのカウント対象にならず、利用回数ポイントはもらえません。
ただし尼崎-大阪間に乗っていたのが平日の朝10時より前だった場合は
時間帯指定ポイントの対象にならず
利用回数ポイントのカウント対象となり190円区間を16回乗った場合のポイント割引
つまり
乗車料金190円×10%還元×6回(乗車11回目~16回目)=114ポイントゲットということになります。
はあ、ややこしや、ややこしや。
ポイントの取りこぼしがないよう自分がよく使うルートをしっかり調べてほしいですな。
ただうまく使えばお得になるのでJR西日本沿線住みなら、調べるのに時間をかける価値はあるかと。
ICOCAの割引のこといちいち考えるのめんどくせぇ!という方へ
2023/3/25更新 モバイルICOCAついにサービス開始! とりあえずこの記事をチェック!
ICOCAの割引制度をここまで説明してきましたが
ハッキリ言ってややこしくて、めんどくせぇですよね。
JRの電車にいっぱい乗ってもポイントがもらえない可能性もあるわけですから。
そんなあなたに
モバイルICOCA & J-Westカード ベーシック
2023年3月22日にサービスを開始するモバイルICOCAにJ-Westカード ベーシックからチャージすると
チャージした時点で1.5%還元
J-Westカード ベーシックなら1度でもチャージをすれば年会費はかかりません。
モバイルICOCAとJ-Westカード ベーシックの組み合わせなら
仮に時間帯指定ポイントや利用回数ポイントがもらえなかったとしても
とりあえずチャージ時点で1.5%ポイントがもらえます。
春から関西に出てくるみなさんはJ-Westカードを検討してみてください。
1.5%還元は結構デカいぞ!
モバイルICOCAのサービス開始時点ではAndroidのみ対応です。
iPhoneのみなさんはご注意を!
PiTaPaで大阪メトロに乗って10%割引
こちらは大阪市内住みなら確実に押さえておきたいポイント。
それ以外でも年に1回大阪に来る人は知っておいて損はありません。
PiTaPaで大阪メトロに乗ると1回目の乗車から10%割引が受けられます。
先月のPiTaPaを利用しての大阪メトロの利用金額は1480円ですが
10%割引があるため148円引き、請求額は1332円です。
改札を出るときは通常の料金が表示されますが、請求時にはしっかり割り引かれるのでご安心を。
このPiTaPaの割引のいいところは大阪メトロへの1回目の乗車から割引が適用されること。
ICOCAのようにどの区間に何回乗るかなんてことを考える必要はないんどす。
だからたまにしか大阪に行かないという人でもPiTaPaを作っておくと何かと便利になるわけですよ
ただしPiTaPaは年に1回以上使わないと年会費(正確には維持管理費)が1100円かかるので、年1回は確実に使うようにしましょう。
他にもPiTaPaは各関西の交通機関でいろいろと割引システムがあるので
チェックしておきましょう。
旅行で数年に1回だけ大阪に行くという方は大阪メトロの1日乗車券を買うと、平日800円、土休日600円で乗り放題になるのでそちら買ったほうがよりお得です。
PiTaPaとICOCAの割引モデルケース
ここまでややこしい話をしてきましたけども、実際どういう使い方が想定されるかを考えてみました。
京都住み、神戸の元町住みの方々が毎週末1回大阪に遊びに行く
京都や神戸から大阪に毎週末1回(月計4回)遊びに行く場合は
京都-大阪間、元町-大阪間で時間帯指定ポイントをゲット
(還元率はそれぞれご確認を。また神戸駅からの乗車は対象外のようなので頑張って元町まで歩きましょう)
時間帯指定ポイントの還元は4回目からの乗車で適用されるので2週間に1度でもポイントゲット可能です。
大阪に着いたらPiTaPaで大阪メトロに乗って移動すれば乗車料金の10%割引。
大阪メトロの乗車回数が多くなるようであれば1日乗車券も検討するといいでしょう。
(区間にもよりますが、大阪メトロを5回以上使う予定なら1日乗車券がオススメ)
大阪環状線で同じ料金区間に何度も乗る
大阪環状線は時間指定ポイントの対象外なので、同じ料金区間に乗った回数を純粋にカウントしていけばOK
例えば天王寺住みの人が大阪城公園に月6回遊びに行くとすると
天王寺-大阪城公園間(170円区間)を12回乗ることになるので
11回目、12回目は乗車料金の10%、つまりは計34ポイントゲットということになります。
天王寺-森ノ宮間も同じ170円区間なので、
行きは大阪城公園で降りて、帰りは森ノ宮から乗っても同じようにポイントがもらえます。
大阪城公園から梅田に行きたくなっても
大阪城公園-大阪間も170円区間なので利用回数ポイントにカウントされます。
ただ大阪から天王寺に帰るときは210円区間になるので別カウントになります。
例えば170円区間を12回乗車、210円区間を5回乗車なら
ポイント対象になるのは170円区間の乗車のみなので34ポイントゲット
170円区間を12回乗車、210円区間を12回乗車ならどちらもそれぞれポイント対象になるので
170円区間の乗車で34ポイント
210円区間の乗車で42ポイント
計76ポイントゲットになります。
やっぱりICOCAの割引はちょっと分かりづらいね。こんがらがる。
春から関西民になるならPiTaPaとICOCAに注目
これで私の頭の中が整理できました。基本的なキャッシュレス戦略は変わりませんが、
交通機関で使うメインカードはモバイルSuicaからICOCAとPiTaPaに移行していきます。
自分の行動範囲を考えると、まあまあなポイントがゲットできそうなことが分かりました。
少なくともモバイルSuicaで1.5%還元を受けるよりも、SMART ICOCAとPiTaPaの組み合わせのほうが割引がデカイことはハッキリしました。
(この記事のせいで管理人が京阪神エリアのどこかに潜伏しているのがバレちまうな)
春から関西エリアに住むという方もおられるかと思いますが
大阪の方はPiTaPaで大阪メトロの割引 & JRのICOCAのポイントをゲット
それ以外の地域でもJRを多用するならICOCAを使ってかしこく電車に乗りましょう。
いろいろ考えるのがめんどくせえ方はViewカードとモバイルSuicaで1.5%還元という手もあります。詳細は冒頭の関連記事から。
↓ICカード2枚を重ねて使うときにオススメ
2022/7/24追記 電車だけでなく普通のお買い物もお得にしようぜという記事