中古スマホというのが売れに売れちゃってやばいそうで。
最近のスマホは性能が良すぎて使う人によってはオーバースペックすぎ感があるわけです。
しかも高い。10年前ってスマホ買うのに諭吉10人つれていく必要ありましたっけ?iPhone 5SのSIMフリーで買っても7万ちょいだった気がする。
ということで現在なら1万円以下で買えるiPhone 7(中古品)をゲットして、この令和4年の新時代を生きていけるのか検証してみました。
中古スマホをお買い求めの際はこちらの記事がちょっとだけ参考になるかも。中古品は安くていいんだけども、ちょっとややこしいことが起きる可能性がありますので。
もくじ
iPhone 7なら最新iOS15.2.1が使えるので基本的にアプリはどれでもインストールできる
大前提なのですけどもiPhone 7は現時点での最新のiOS 15.2.1に対応しているので
処理速度の違いはあれど、App Storeで配信されているものは(基本的に)なんでもインストール自体は可能です。
ものすごく処理に時間がかかったり、 iPhone 7だと認識して「起動できませんぜ、兄貴」みたいに起動させてくれない場合もありますが一応インストールは可能です。
という前提があることをご理解いただいた上で、5年前に発売された現在では1万円以下のiPhone 7で、令和の時代でも生きていけそうなのかどうか見ていきましょう。
iPhone 7のSIMフリーならpovo 2.0もahamoも使える
今回の検証で使用する回線はpovo 2.0でございます。
が、ahamoのSIMを入れてみたところ普通に動きましたのでその点もご報告いたします。
ちなみにワタクシ現在メインのスマホはXperia 1ⅱにahamoを入れて利用しておりまする。なかなかいいので記事にもしちゃってますので是非ご一読を。
iPhone 7でpovo 2.0の通信速度を計っておこう
まずは通信速度の測定。5年前の中古iPhone 7にpovo 2.0をぶっ挿したらどれぐらいの速度が出るのでしょうか?
現時点での中古価格1万円以下のiPhone 7の実力を見てみましょう。
当然のごとく5G未対応、4G通信での計測です。
測定場所は大都会関西某所。
日曜日の午後7時でこの結果です。アップロードの遅さが気になるところではありますが
重要なのはダウンロード速度。100Mbps出てます。
もちろんこれはかなり調子のいい結果で、遅いと30Mbpsぐらいまで落ちることもありますが
格安SIMのような混雑時間帯の極端な速度低下はありません。
モバイル回線でこれだけでれば十分でしょう。不満な人いるかな?
povo2.0の1日使いホーダイをトッピングすればYouTubeやらプライムビデオやらゴリゴリの高画質で見ることができる速度です。
iPhone 7の性能で令和の時代を戦っていけるのか
気になるのは性能。中古1万円以下のiPhone 7でいろいろと試してみよう!
iPhone 7での情報収集は全く問題なし
まずは出先での情報収集から。せっかくiPhone 7を買ったのにこれやらない人はいないよね。
まあまずは動画をご覧くだせぇ。
5年前のスマホiPhone 7 VS 最近のスマホXperia 1ⅱ
— えいガジェちょーの管理人 (@eigadgetcho) February 3, 2022
編集下手でわかりづらいけど
徒歩経路検索するときに性能の違いが結構出てる pic.twitter.com/tLMrCUFY1o
アプリの動作はここ数年のハイエンド機と比べると若干もたつきはあるものの全然許容範囲。
検索結果が表示されるのにワンテンポ遅れがありますが、十分実用的です。
ましてや1万円以下の端末でここまでできれば文句なし。
情報収集という点では問題なさそうです。
iPhone 7で音楽動画を楽しもう!
出先でYouTubeやAmazonプライムビデオ見たい!という願望は叶えられるのか?
冒頭にも書きましたが通信速度の面から見れば全く問題はありません。
あとは本体の性能が高画質な動画を再生するのに十分かどうかです。
ご覧の通り一切の心配ご無用です。
YoutubeはフルHDで再生されていますし、Amazonプライムビデオも開始数秒でHDが自動的に選択されます。
通信速度さえ確保されていれば全く問題なくコンテンツ視聴を楽しめます。
しかしながら画面の大きさは5年前のサイズ。
最近の大画面スマホを見慣れていると、少し小さく感じます。
動画が見れて音楽が聞けないということはありませんが一応検証。
私がよく使う音楽アプリはYouTube Music。社会人1年目のKENTYに嫌気がさしてYouTube Premiumを契約してからは音楽もずっとこれ使ってます。
こちらも通信速度さえ確保できれば途切れることなく再生できます。
さすがにpovo 2.0の通信容量が0GBのときの128kbpsじゃダメだけどね。
あとイヤホンジャックもあるので有線イヤホン使えますよ。普段はなくても困らないけど、たまにあると便利、それがイヤホンジャック。
5年前のiPhone 7でも外出先でちょっとエンタメを楽しむ分には十分な性能です。
1万円以下の中古iPhoen 7で最新の人気ゲーム「ウマ娘」はできるのか?
さて、ここからはiPhone 7ちゃんをいじめてあげましょう。
5年前の中古スマホ iPhone 7ちゃんは躍動感あふれるウマ娘をもたつくことなく作画することはできるのか?
iPhone 7で遊ぶシリーズその2
— えいガジェちょーの管理人 (@eigadgetcho) February 2, 2022
ウマ娘を5年前の端末iPhone 7(とWindowsのAndroidエミュレーター)で動かしてみたら動いた
BGM: https://t.co/8Y0TbJd48w pic.twitter.com/mRUSOdVT99
レース時若干もたつき(一瞬だけ止まったような感じ)になりますが
それほど気になりません。通常のゲームプレイには問題ありません。
すげーな、1万円以下の中古iPhone 7でもグラフィック性能が要求されるゲームを「一応」プレイすることができるとは...
しかしiPhone 8ですら公式サポートの対象外端末となってしまった以上、そう遠くない未来に使えなくなるのは確実。
明日「iPhone 7だったら起動すらできませ~ん」と言われても文句は言えない状況なのです。
スマホでゲームしたい!という方はぜひ最新スマホを買って下さい。
中古を買うにしてもここ1~2年で出たスマホにしてください。私の使ってるXperia 1ⅱは結構オススメですよ。
iPhone7のApple PayでモバイルSuicaやらのタッチ決済使えるぜ!
iPhone 7以降はFelica(Androidで言うおサイフケータイ機能)が入っています。
ということはタッチしちゃう系決済が使えるのですが
やはり古いiPhoneということで使えないものもあります。
- PASMO
- nanaco
- WAON
以上3つは使えませんでした。iPhone 8以降の端末ならOKですってよ。(2022年1月末現在)
私のほうで使用OKが確認できたのは
- モバイルSuica
- dカードプリペイドのiD
- KyashのQUICPay
の以上3点でございます。(もちろんこれ以外にも使えるものはありまっせ)
使えないものがあるというのはちぃと残念ではあります。しかし
日本全国津々浦々、北海道の東の果て、知床のセイコーマートでも使えるモバイルSuicaがあるではありませんか。これだけ使えれば十分です。
ということで早速セットアップ
Android勢がiPhone 7を中古で買って
— えいガジェちょーの管理人 (@eigadgetcho) February 2, 2022
Suicaを使おうとしている絵
(ブログで使う動画です) pic.twitter.com/ZNP9dgeDKz
AndroidのモバイルSuicaに比べたらちょっと設定がめんどくさいですな。
カード型のSuicaを持っていれば、カードのデータをiPhone 7に移行してすぐに使えるんですが、
iPhone 7に移行してしまったカードは二度と使えなくなります。
そんなのイヤだ!
ということで新規にiPhone 7でモバイルSuicaを発行しようとしたんですが、これがめんどくさい。
モバイルSuicaを発行するにはApple Payに登録したクレジットカードから1000円以上初回チャージをする必要があります。
ということはモバイルSuicaを発行する前にApple Payに対応したクレジットカード(デビットカード、プリペイドカードも対応していれば可)を登録しないといけないということ。
幸いワタクシ、Apple Payに対応したdカードプリペイドというものを持っておりましたので対応できましたが、クレカ持ってない、カード型Suica持ってない人は大変だよね。
これがAndroidだったら初回チャージ不要でチャッチャーンとモバイルSuica発行できるんですけどね。(←という謎のマウント)
しかし発行ができてしまえば怖いものなし
交通系IC決済に対応した全国の鉄道、バスのお支払いはiPhone 7をタッチするだけでスムーズ
もちろんコンビニやらの交通系IC決済に対応したお店の支払いもタッチしてピッでOK
Android勢だと一瞬戸惑うのは、
iPhoneのモバイルSuicaは電車やバスならかざすだけでOKなんですけども、お買い物の支払いは指紋認証が必要なんですってね。セキュリティー的にはいいんだろうけどちょっともたついちゃいそう。
5年前の端末ということでPASMOなど一部使えないものもございますけども、モバイルSuica(iDやQUICPayもオッケー)が使えるということで「決済」という面からみてもiPhone 7でも十分令和4年を戦っていけるでしょう。
バーコード決済もiPhone 7でイケちゃうよ
最初にも書きましたが、iPhone 7は最新のiOS15.2に対応しているのでアプリのインストールは基本的に可能です。
ということはFelicaチップやらのハードウェアに依存しないPayPayなどのバーコード決済なんて当たり前のように可能なのですよ。
ここ1~2年で発売されたハイエンドスマホと比べると若干バーコード表示までにもたつきはありますが、まあ十分でしょう。
店員さんがせっせと品物のバーコードを読み取ってる間に支払い準備完了です。
中古スマホの容量には注意したい
5年前のiPhone 7でも十分いろんなことができることは分かっていただけたかと思いますが
スマホの容量には十分ご注意を。
最近のアプリは大容量化したストレージに合わせて作られています。
今回購入した32GBのiPhone 7だとアプリを入れまくるぜ!というのは難しいです
特にソシャゲ
試しに私のメイン機にゲームを2本ほど入れてみましたが、これだけで17GB。
iPhone 7の容量32GB中OSやシステムデータで約11GB食われるので、ユーザーが実際に使えるのは約20GB程度。
ウマ娘だけでも半分持っていかれます。 残りの10GBで他のアプリやカメラで撮る写真、動画などなどをやりくりしていくことになります。
そもそもソシャゲなどなどしたい方は性能面や公式サポートのことを考えて最新のスマホにしていただきたいのですけどもね。
1万円以下の中古iPhone 7でも情報収集端末としてはギリギリメイン端末にできる
1万円以下で購入した中古のiPhone 7を使ってみて
情報収集やコミュニケーションをする端末としてならiPhone 7の性能でもギリギリメイン端末にできる
という結論になりました。おめでとうございます。
ネットサーフィンや地図を見る、電車の時間を調べるぐらいなら、特にストレスなくできますし。
音楽、動画のエンタメをちょこっと楽しむぐらいなら問題なし。
一部非対応のものがあるとはいえ、全国で使えるモバイルSuicaが使える。
そう考えると、スマホをライトに使うのであれば1万円以下で買えるiPhone 7もメイン機として使えなくはありません。
もちろんワシはスマホで情報収集もゲームもなんでもやりたいのでXperia 1ⅱをこれからも使い続けていきますけども
そうでないならスマホ選びにこういった端末を視野に入れてもいいでしょう。
おじいちゃんやおばあちゃん用スマホにしてもいいかもね。