このブログえいガジェちょーを見てくださってる方はほとんどが日本人かと思われます。日本からのアクセスが多いからね。
そんな日本は地震大国、いつどこで地震が起きてもおかしくありません。
もっと言えば日本は災害大国。今年は梅雨がないはずの北海道が暴風雨に見舞われたようですね。
要は、日本で生活していく家で災害の備えはマストなわけです。
ちゅーことで関西の一人暮らしの出稼ぎ労働者が何とかお安く、だけどしっかりした防災グッズのセットはないかと探した結果
こちらのLapitaというメーカーの防災グッズセットが良さげだったので買ってみたよというお話です。
(ガジェットレビューじゃないんだけどね。まあ誰にも関係ある大切なことなのでね)
もくじ
災害発生から3日間生き残れる防災グッズを備えておこう!
Lapitaの防災グッズセットのレビューをしていく前に
大前提として揃えるべきは「災害発生から3日間生き残れる」防災グッズセットです。
いろんなサイトに書かれていますが、災害発生から救援物資が届くまでに約3日かかるとのことなので
それまでは自分ひとりの力で生き延びなければなりません。
このLapitaの防災グッズセットに災害から3日間を生きられるほどの物資が入っているのかみていきましょう。
Lapitaの防災グッズセットは圧倒的に食料が足りない
いきなりのダメ出しですけども、Lapitaの防災グッズセットには3日間生き延びられるほどの物資は入っていません。
一番の問題は「食料」。人間が生きていくうえで絶対に最低限必要な食料が圧倒的に不足しています。
入っているのはこちら。
この3袋だけ。
お湯を入れて完成させるとごはんが260gできるそうです。
個人差はあるでしょうが、例えばワタクシのいつもの昼ご飯は
- ごはん150~180g
- おかずやお野菜 80gぐらい
まあだいたい250~300gぐらいは食べるわけですよ。
ということは、この3袋だけだったら単純計算で1日でお召し上がりになりますけども、残り2日どうしたらいいんですか?
平常時と災害時だと必要なエネルギーには違いがあるので単純に比較するのは確かに違うかもしれませんが
それでも足りんでしょ。ごはん3食だけじゃ。
ちゅーことで別途いろいろと防災用食料を購入しましたとさ。
別途購入した防災用食料その1 缶飯
とりあえずLapitaの防災グッズセットにはメシが少ねぇということで、防災用食料として最適な「缶飯」を追加購入
災害時でも吉野家が食べたくなったときのために
サンヨーのほうは1缶あたり185g、吉野家のほうは160g
サンヨーのほうを実際に食べてみると1食1缶だけだと物足りない。まあまあ小食なワタクシめも2缶は余裕ですな。
午後1時10分ごろにこれ1缶と近所のスーパーで買った鶏肉缶1缶を食べたんですが
それから1時間半ほどたった現在、ちょっと腹が減ってきてます。
ちなみに味に関しては別にまずくもなく、特別うまくもなく。そんなところ。
今回は計14個ストックしてるわけですけども、仮に1食で2缶食べたとしても、2日は持つことになります。
これにLapitaのほうに入っていた防災食料を合わせれば3日間は余裕ですごせます。やったね!
別途購入した防災用食料その2 えいようかん
ついでに「えいようかん」も購入。Amazonプライムデーで買いまくり。
「えいようかん」はカロリーメイト的な感じの手軽にエネルギー補給ができる食品ですな。
これ1本食べるだけで171kcal。茶碗1杯のごはん分のカロリー摂取が可能なのです。(逆に言えば食べ過ぎ注意)
カロリーメイトもいいんだけども、えいようかんは口の中の水分が奪われないのでおすすめ。
賞味期限も約5年あるので防災用食料ストックとしても安心
もちろん防災用の食料としてだけでなく運動前後のエネルギー補給にも最適なのでワタクシえいようかんリピーターでございます。これはマジおすすめ。
どーんとこれぐらいあれば3日間は持つでしょう。
というかLapitaの防災グッズセット、もう7~8000円高くていいから食料もうちょい入れといてよ。
別途購入した防災グッズ番外編 ヒートパック(加熱セット)
缶飯買ったはいいけど、災害時にどうやって缶詰あっためるん?という疑問をもつ方々がおられるやもしれない
上のほうで紹介した吉野家の缶飯はそのままでも食べられるのですが、サンヨーのほうは「15分ほど温めろ」と書いてあります。
災害時はガスが使えない可能性が高いので、購入したのがこちら
発熱材と
あっためたい缶詰をパックの中にこんな感じで入れて
水を入れれば、発熱材が水と反応してあたためスタート。
ちゃんと規定の量の水を入れれば、水はほぼすべて蒸気になるので「水どっかに捨てなきゃ」ってこともなし。ホント便利な時代ですね。
約15分ほどすると缶詰に入った飯と鶏肉があったまってます。
ホントに発熱材と缶詰を入れて水を入れればあたためスタートなので、缶飯を防災用の食料にしたい人はぜひ備えておきたいグッズです。
というかLapitaの防災グッズセット、もう7~8000円高くていいから(ry
Lapitaの防災グッズセットに入ってる水は2リットル
Lapitaの防災グッズセットに入ってる水は500ml×4本、合計2リットルですな。
こちらのサイトを含め、いろいろと調べると1人につき1日3リットルの備えが必要との情報が多数。
ということは3日間生き延びるには計9リットルが必要。
圧倒的に足りないではないか!
と言いたいところですが
個人的な話、水分に関しては普段から自宅にお茶、スポーツドリンク、ジンジャーエール、ミネラルウォーターなどなどをストックしておりますゆえ
最悪はそれ飲めば解決しますし、持ち出す必要があれば大きな水筒も自宅にありますので、これに関しては問題ないかなと。
急いで避難しないといけないときにリュックに9リットルも水が入ってたらそれはそれでキツイよね。
飲料水やらお茶やらは、常に何本かおうちに備えておいて、かつ1リットルぐらい入る水筒も用意しておくと安心です。災害時じゃなくても飲めますし。
Lapitaの防災グッズセットは食料以外の備えはほぼ万全
Lapitaの防災グッズセットの食料関係には文句タラタラでしたが、それ以外に関してはほぼ不満はございません。
こんな感じの袋に防災グッズが入っています。
ざっくり青は「安眠」、赤は「緊急時対応」、緑は「衛生」、オレンジは「明かりと情報収集」といった感じで分類されています。
災害時でも安眠セット
まず青の袋、避難所でもゆっくり寝たいぜという願望を叶えられる可能性を高めるセットです。
基本中の基本、アイマスクと耳栓。
個室のないカプセルホテルなんかでは大活躍の一品、ましてや避難所ではマストでしょう。
いびきが大きな方もいらっしゃいますからね。しゃーないけど。
次は防災エアーマット。かたい床の上で寝るのはしんどいので、空気を入れたマットの上で寝たら快適じゃんというもの。
全長は190cmですが、この絵の人みたいに枕を作ろうとするとちょっと短くなる模様。
高身長な人はちょっと足先が出ちゃうかも。170cm弱のワタクシには関係のないハナシですが。
膨らませてから3か月間使えるって裏側に書いてました。
こちらは超簡易的ふとんというとらえ方でオッケーです。
これを被って寝れば寒さをしのげるってわけですな。
これと全く同じものというわけではありませんが、3000m級の山に行ったときにこういうのを被って寝ました。
結構寒さをしのげたので、これも活躍してくれることでしょう。
これはどちらかといえば衛生系だと思うんですが、圧縮タオルです。
水をこれにかけてほぐすとタオルになるよというもの。
Lapitaの防災グッズセットにはたったの1個しか入っていなかったので、これは別途購入しました。
買いすぎだとは思いますが、単価で考えればこれが一番安かったので購入。
中国製なのは気にしない。
こんな風に水をかけてモミモミすると
じゃーん、タオルになりました。
パッケージには中国語で「やわらかい」と書いてあったんですが、硬いです。ぞうきんみたい。
ただ災害時にカラダ拭くぐらいなら全く問題なく使えます。普段使いはしたくないけどね。
緊急時対応セット
お次は赤色。緊急時対応です。
カッパです。
家から避難所間でびしょ濡れにならないようにこれ着ときましょう。
雨ってけっこう体力奪われますからね。
ガーゼとテープです。
応急処置も応急処置ですな。正直これだけで大丈夫か?と思うんだけど...
ワタクシ山登りのようなケガの危険性がある場所に行くときは湿潤療法の絆創膏を持って行ってます。ガーゼに加えてこれがあれば大丈夫だ、問題ない。
ケガをしないのがいちばんですけどね。
考えたくはないですが、がれきの中に閉じ込められたときに使えるのがホイッスル
大声で助けを呼ぶとのどやられるし、体力も使いますからね。急ブレーキ音が喉から出せる某ゲーム実況者でも声だけで助けを求めるのはムズかしいはず。
100デシベル、だいたい電車が通るガード下ぐらいの音がなるようです。
あとティッシュと衣類圧縮袋が入ってました。スペース上ここに入れるしかなかったのかな?
衛生用品セット
次は衛生用品、災害時は水が止まる可能性が高いので特にトイレ系は重要ですな。
ちゅーことで簡易トイレ。
この中になんやかんやをすれば臭いを防いでくれて、紙おむつと同じ方法で廃棄が可能らしい。
実際やったことないからちょっと不安。臭いとか大丈夫なんかな?
数日間トイレが使えない状態のときに「ないよりはマシ」ぐらいで考えておいたほうがいいかもしれないね。知らんけど。
目隠しポンチョ。
着替えをするときとか、携帯トイレを使うときとか、いろいろ見られたくないものを見られないようにするためのものですな。
こちらは歯ブラシ&コップ
こんな風に白いブラシ部分と青い持ち手部分を合体させて使います。分解できるからコンパクト。
水が使えない以上、いつもと同じ清潔感はムリかもしれませんけども、やっぱりないよりはマシかな。
あとはマスクと水不要のシャンプー。
マスクはなんで1枚だけなんだろう?このご時世なんで家にストックあるからいいけどさ。
水不要のシャンプーはこれとは別の製品を使ったことがありまして、2~3日ぐらいだったらこれでもガマンできるかなって感じです。
でも災害時ってシャワー浴びたり、風呂入れるようになるまで数日かかるよね。備えは必要とはいえ被災はしたくないもんですな。
Lapitaの楽しい防災ガジェットで災害に備える
さて、ここからは楽しいガジェットのお話。
まずはこの懐中電灯兼手回し発電機兼ラジオ兼サイレンといういろいろできるガジェット。
まずはレバーをぐるぐる回して発電!
中にリチウムイオン電池が入ってるのである程度は蓄電可能でございやす。
AM/FMラジオとして使って情報収集。家の奥まった場所でも何を言っているのか分かる程度の音質です。
付属のUSBケーブルを使ってスマートフォンを充電もOK
(Lightning端子への変換アダプタは入ってませんでしたのでiPhoneへの充電は別途ケーブル必須です。注意!!)
取ってのスライダーを操作して、懐中電灯やサイレンとして使うこともできます。
サイレンはマジでうるさいので緊急時以外は間違って使わないように、ご注意を。
次は電池式のランタン
乾電池3本で使えるランタンです。乾電池ももちろん付属してますがeneloopでも動作確認済み。
つまみで輝度を調整できます。マックスにすると自分の周りは明々になりますが
避難所とかで使うと結構迷惑になるレベルじゃないかと。
さっきのラジオと組み合わせて使うとクレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツオトナ帝国の逆襲の春日部の子供たちが20世紀博に連れていかれる前日の夜のしんのすけの家の中ごっこができます。
という冗談はさておき、災害時に活躍するLapitaの防災ガジェットでございました。
Lapitaの防災グッズセット+αで災害に備えよう
長々と書いてきましたが、ま、こんな感じでございやす。
防災グッズのセットとして種類は網羅してるものの
量を見てみると「ほんとにこれで足りるのか?」ってことが多々ありました。特に食料
Lapitaの防災グッズセットだけ買って満足するのではなく、自分で中身を見てこれ足りてないなと思うものを追加で買って
災害に備えていく、これがオススメです。
この記事がどれだけ読まれるかは分かりませんが、防災グッズの見直しがしっかりできたという点でワタクシにとってはすでに儲けものなのです。ま、どうでもいいだろうけど。